びーしちはーすすとーん日記

ハースストーン最高!

ナーフが来た。 悪党同盟編

こんにちは、b7です。

なんか突如ナーフが発表されましたね。

playhearthstone.com

講義中暇なので思うことについて少し書いて行こうと思います。

 

今のHS環境

まず、自分が思う今のHSのメタ環境について。

今のHSは今まであまりないタイプのメタ環境だと思います。

ズルジンハンター、トークドルイド、招来メイジ、ホーリーラスパラディン、ノミプリースト、テンポローグ、マーロックシャーマン、ズーウォーロック、コントロールウォリアー。

もちろんパワーには差がありますが、そこそこ戦える、少なくとも頑張ればレジェンドぐらいまでは行けるであろうパワーを持ったデッキを全てのクラスが持っている状態だと言えます。

その中で、パワーレベルが少し抜けているのがメイジ、ローグ、ウォリアーですね。

ラダー上位やラスベガス、ソウル予選の優勝デッキとしてもよく見るのもこの3つのクラスのどれかです。

この3つのクラスの面白いところは、メイジはウォリアーに有利、ウォリアーはローグに有利、ローグはメイジに有利、と一応言われていますが、必要なときに必要なカードを持っていれば簡単に不利マッチを覆す力を持っているという点です。

このような3強環境でありがちな有利不利だけで勝敗が決まる、いわゆる「じゃんけん」状態ではなく、確かなプレイング、的確なテックカード、そして少しの運が必要なのが今のHS環境だと思います。

ちなみに今の環境は個人的には結構好きです。少なくとも少し前の環境とかよりは。

 

ただ、上記のナーフ説明のページを読む限りブリザード側の考えは少し違うみたいで、「メイジ、ローグ、ウォリアーの3強」というより、「ローグが1強でメイジとウォリアーも強いよね」って感じの認識みたいですね。

データを持っているのはブリザードなのできっとそっちが合っているんでしょうが、ラダーや大会を見ている感じだと自分は3強の方がしっくり来ます。

 

ナーフと評価

で、実際のナーフがこちら(2019年5月21日発表)

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色々書いてありましたが、「文書管理官エリシアーナ」のナーフ理由はこのカードのせいでウォリコンミラーが長すぎるからですね。大会とかでは結局「悪意の銀行家」を入れてコインをもらった方が自動的に勝ちになる、なんて展開にだけはなって欲しくないけど流石にそんなことは起きないと信じたい。

そもそもエリシアーナが存在しているだけで大会時間の短縮はできていないと思うんだけどどうなの。

 

それ以外のナーフはローグ一点ですね。ブリザード的にローグだけ頭一つ抜けていると考えているなら納得できます。自分は違うと思いますが。

 

「悪党同盟の悪漢」はすごくいいナーフだと思います。今までのHSのナーフはそのカードが完全に使用不能レベルまでパワーを落とすことの方が多かったですが、スタッツを1/4にするのは普通にこれまで通りローグには入り続けるけど今までほど強くない、みたいな感じになりそうです。ちょうどいい。

 

「ぶんどり部隊」の評価は難しいです。4マナ3ドローは決して弱くないと思いますが、今までの強さは3ターン目にこのカードを使用して4ターン目の「ワグルピック」につなげる動きが存在が大きかったです。後攻だと3ターン目に「コイン」「ぶんどり部隊」、4ターン目に「ワグルピック」で今まで同じ動きができますが、先攻だと少し動きが難しそうです。まあ今までも先攻のテンポローグは動きづらかったけど。

 

「段取り」。ついにきたか。HS初期からの強いクラシックベーシックが減っていって本当に悲しいですが、公式の説明通りこのカードの存在はデザイン幅をかなり狭めてしまいそうなのも納得できます。

ただ、ナーフ後「段取り」も弱くはないと思います。これまた公式の説明通り「段取り」は「腹裂き」や「昏倒」など2マナ以下のカードと使うことも少なくなく、大半はコンボを起動するために使用します。相性抜群の「ガジェッツァンの競売人」もまだ健在ですし、これからも1枚採用とかで採用されていくと思います。

 

ただ、公式の説明を読んでみて、そもそもこの環境でナーフが必要だったのか自分は正直疑問です。

今回のナーフの理由を簡潔にまとめると「ローグが強いから」です。

個人的にはナーフはユーザーからの不満をベースにする方がいいと思います。メカメカ大作戦のナーフ時とかはいい例だと思います。一応そのナーフについても書いたのでよかったら。

b787hs.hatenablog.com

相性差だけで試合が決まってしまい、ユーザーからの文句とともに、数字としてもユーザー数や視聴者が減っていることが明らかな状態でナーフが決まった形でした。

このナーフはHSの歴史の中で最も酷い状態でのナーフだと思うので極論になってしまうかもしれません。

ですが、現在この時のように環境の変化を求める声をツイッターredditではあまり見ないと感じる中で本当にナーフが必要かは疑問です。

間違いなくローグは強いですが、ナーフ後また別のデッキが覇権を握るまでです。どの環境でも一番強いデッキは存在して、そのデッキを中心にメタが固定化されてしまうのは自然だと思います。そりゃ強いデッキ使いたいもん。

むしろ強いと言われるデッキ3つある今はいい方だと思います。

 

ナーフの基準ってなんなんだろう。色々バランス取らないといけないから難しいね。

 

ナーフの影響

「悪党同盟の悪漢」「ぶんどり部隊」「段取り」のナーフが直接影響するデッキはテンポローグですね。デッキの中心核のカードが3枚もナーフされてしまうのでパワーダウンは否めませんが、それでも環境にテンポローグというデッキは残るかもしれません。

上記の評価通り、この3枚は全部使用不能レベルまでのナーフではないと思います。「マイラの不安定元素」「エドウィンヴァンクリーフ」「影隠れ」などローグにはいまだに強力なカードがたくさん存在します。tier1とまでいかなくても、少し形を変えて環境に残るデッキだと予想します。

 

「文書管理官エリシアーナ」は一応コントロール系のウォリアーデッキに影響を与えますが、デッキ内容自体はあまり変わらないでしょう。ミラー以外では「文書管理官エリシアーナ」一枚を出すだけでファティーグは防げていたし、ミラーでは「悪意の銀行家」で同じプロセスを2回繰り返していただけなので、試合時間が少しだけ短くなる以外あまり変化はないでしょう。

メイジに強くするために「スーパーコライダー」「大物ハンター」など大型ミニオンに対応するためのカードがデッキに入ってきそうですね。大会とかでたまに見るミラー用の「ケーアンブラッドフーフ」や「アレクストラーザ」も2回目のエリシアーナの代わりの追加のバリューとして出てくるかもしれません。

 

ナーフ後環境予想

メイジ>ウォリアー ウォリアー>ローグ ローグ>メイジ

この有利不利の図でローグだけナーフが入ったので、必然的にメイジは強くなりそうです。

そもそも今の招来メイジは結構おかしい。負ける時本当に何もできないまま負ける事も多いし、どっちかっていうとこっちの方がナーフの対象だった気がしますが言っても仕方ないです。

 

ローグは上記通り少し形を変えたテンポローグは環境に残ると予想。また「ぶんどり部隊」を使用しない「強盗王トグワグル」と「トグワグルの計略」を中心にしたバリュー重視遅めのデッキも現環境にいるのでこっちのデッキがもっと表に出てくるかもしれませんね。

 

ウォリアーも上記通りメイジに強いカードを加えて環境に残ると予想。というかエリシアーナはナーフより変更って感じなので今までと変わらないと思います。

最近は爆弾ウォリアーを結構大会やラダーで見ますが、爆弾ウォリアーが環境にいる理由の一つはテンポローグ、特に「マイラの不安定元素」を使った後のテンポローグに非常に強力だから。普通にデッキパワーが高いデッキなのであまり変わらないと思いますが、重要度が下がった爆弾要素が他のテックカードに変わって普通のウォリコンになる、なんてこともありそう。

あとは最近自分のお気に入りのメックトゥーンウォリアーにも期待。時間があればガイド書こうと思っているのでまた乞うご期待。時間があればだけどね。

 

後はメイジに有利なデッキ、トークドルイドやメカハンター、怪しいけどマーロックシャーマンなんかも見るようになりそう。何を使うにしてもメイジの存在を考えてデッキやカード選びをすることになりそうですね。

 

ノミプリーストやホーリーラスパラディンのような若干独特なデッキは環境が始まってみないと予想は難しいですが、ノミプリーストなんかは「密言死」や「集団ヒステリー」なんかをいれるとメイジに強くなるらしいし、そういうデッキが好きな人たちが使い続けそう。

 

ツイッターでズルジンハンターもめちゃくちゃ強くなるってツイートを何件か見かけましたが、一回も使ったことがないので正直全然わかりません...恥ずかしながら「ズルジン」持ってないんです。

でもデッキパワーは高いし、苦手なローグが減るのはわかっているのでそこそこやりそう。あとはメイジとの相性ですね。全然わからん。

 

まとめ

やっぱりローグが強すぎると感じるならメイジがそのまま置き換わるだけになってしまいそうな気もするのが正直なところです。

それでも何個かは強いデッキは存在すると思うし、ブリザードがおそらく目指してる、いろんなデッキが同じぐらいのパワーレベルにある環境には少し近づくと思います。

ナーフは現地時間で5月22日、日本時間は23日です。

 

朝からいっぱいパソコンカタカタした。

以上!