【デッキガイド】偶数ウォーロック
はいこんにちは、b7です。
実は毎週火曜日は授業が朝から夜まで入っています。それ故1日が非常に長く感じます。
そんな長い1日を乗り切る方法は一つしかない。そう、デッキガイドを書くこと。
というわけで今回は偶数ウォーロックです。
コンセプト
偶数ウォーロックはハースストーン始まって以来の強力ムーブであるヒロパヒロパ巨人を後攻であれば3ターン目に出すこと可能であり、「冒涜」や「DKグルダン」などのウォーロック特有の強カードも採用することができるコントロール寄りのオールレンジデッキです。
自身のライフを犠牲にしながら1マナのヒロパでマッチアップに必要とされるカードを引き込み、大型ミニオンによるビートダウンや強力なAOEで盤面のコントロールするなど、幅の広い戦い方ができます。
キューブロックのように「DKグルダン」が超強力フィニッシャーにはならないため、デッキの中のカードを把握して、自身の残りリソースでどうやって勝つかをしっかり見極めるのが重要です。
リスト
9月シーズン自分がラダーで使っていたのはこのリストです。top50フィニッシュをラダー締め切り2分前にしました。
最後の相手がロープ遅延マンじゃなくてよかった。
finished top 50 on NA with 2 minutes left FeelsGoodMan
— b787HS (@b787hs) October 1, 2018
35位!うおおおおお pic.twitter.com/KOI95Aq3AX
コード:
AAECAf0GCIoH+wegzgKmzgLCzgKX0wLL7ALN9AIL8gX7BrYH4QeNCOfLAvHQAv3QAojSAtjlAurmAgA=
一応自分で組んだリストですが、似たリストで上位フィニッシュしている人がいっぱいいたので、こんな感じのリストが完成形に近いのかなと思います。
基本マリガン
*ここから先はキープ条件が常に一緒なので「卑俗なホムンクルス」と「装甲虫」 を「2マナ軍」とします。
必ずキープするカード
・後攻時「山の巨人」
だけ。これがこのデッキの最大の特徴と言って良い。マリガン絶対キープカードがほとんどない。
ただ、
・先攻時「山の巨人」をキープするマッチアップで、引けている場合の「2マナ軍」(2ターン目ではなく3ターン目ヒロパして出す)
・「卑俗なホムンクルス」か「地獄の炎」をキープするマッチアップで、引けている場合の「アメジストの小呪文石」
この二つの条件も全マッチアップ共通です。少し複雑ですがこの三つを覚えておくのがこのデッキの基本だと思います。
マッチアップ
9月の自分の戦績がこれです。(NAサーバーリセットは日本時間10月1日16時なので10月1日までの戦績です)
HSReplayと比べるとあれ?って感じの相性もありますが、自分のマッチアップの感触と勝ち筋を紹介していきたいと思います。
マリガン(トークン以外想定)
・「山の巨人」
・「トワイライトドレイク」
・「待ち伏せのガイスト」
・「山の巨人」か「トワイライトドレイク」がある場合「苔むしたモノノケ」「酸性沼ウーズ」
トークンだとわかっていたら
・「冒涜」
・「地獄の炎」
・「酸性沼ウーズ」と「待ち伏せのガイスト」は返す。
相性
・マリゴス - 5分 ・トグワグルかメックトゥーン - 有利 ・トークン - 微有利
ドルイドはアーキタイプ多すぎるのが特徴だが、幸いこのデッキはどのドルイドが相手でも特段嫌じゃない。
戦い方は非常にシンプル。「山の巨人」と「トワイライトドレイク」などの大型ミニオンで殴り倒す。大型除去がないドルイドには非常に困る。
唯一の大型除去の「自然への回帰」も「待ち伏せのガイスト」で無くすことができる。もし「待ち伏せのガイスト」が手札にある場合、「山の巨人」などを後から出すとフェイスに行ける確率が高まる。
対マリドルだった場合は他のドルイドとは違い自身のライフにも気をつけなければならない。12以下になると「マリゴス」「月の炎」でやられてしまうため注意が必要。同時に「鉤手のリーヴァー」を7/7で出すのが難しく4/4で出すことが多い。
また「フラワーペタルの栽培師」からの「マリゴス」の直接打点は負け筋になってしまうため、出す余裕を与えないように常にプレッシャーを与える必要がある。
メックトゥーンもトグワグルも「待ち伏せのガイスト」を出せばその時点で勝率がかなり高まる。一応「メックトゥーン」を素出ししてきたときのために「スペルブレイカー」を温存したり、「アザリナソウルシーフ」をケアしてあまり相手に渡したくないカードは早めに切っておくとより安全。
対トークンは基本的には有利マッチだが、自分がトークンを使っていると案外勝てると感じたため微有利にした。もし「サンフューリーの護衛」などを使って挑発で相手の攻撃を防げるならそうする。AOEをあまりにも簡単に使ってしまうと後で足らなくなってしまう。
もう一つのポイントはこちらがミニオンを並べすぎないこと。「拡がりゆく虫害」「強殻のクズ拾い」コンボをされて対処ができない盤面だとそのままリーサルを食らってしまうことが多い。
ハンター
マリガン(断末魔想定)
・「山の巨人」
・「トワイライトドレイク」
・「酸性沼ウーズ」
・「待ち伏せのガイスト」
・「スペルブレイカー」
秘策だとわかっていたら
・「地獄の炎」
・「2マナ軍」
相性
・断末魔 - 微不利 ・秘策 - 5分か微不利
対断末魔は盤面を取られるとキューブやらキャスリーナでやりたい放題されてしまうため盤面を取り続けることが求められる。
ドルイド同様「山の巨人」や「トワイライトドレイク」でビートダウンを狙う。相手の「デビルサウルスの卵」や「肉食キューブ」に「スペルブレイカー」を使いたいが、「クモ爆弾」で盤面が鎮圧されそうなら使っても良い。その場合沈黙した「クモ爆弾」をキューブされないように他のミニオンより優先的に倒したい。
ライフが詰められても「キンググラッシュ」以外にバーストがないため「鉤手のリーヴァー」を出してからライフ回復をする余裕がある。「ケレセス公爵」の1/1バフも考慮して、ギリギリまでライフをリソースにヒロパをして手札枚数でバリューを稼ごう。
メイジ
マリガン
・「2マナ軍」
・「酸性沼ウーズ」
・「地獄の炎」
・「アメジストの小呪文石」
・「2マナ軍」がある場合「冒涜」
相性
・テンポ、コントロール - 不利
偶数ウォーロックが一番当たりたくないのがメイジ。テンポメイジなら直接ライフを削られるしコントロールならミニオンを捌ききられてしまう。
テンポの場合は先攻と後攻で戦い方が変わる。先攻の場合は基本的には守りのプランをとる。2ターン目から毎ターンミニオンを出して盤面で勝負して、相手ミニオンのフェイスダメージを可能な限り小さくする。秘策がかなり刺さってしまう場合もあるが、そもそもケアが難しいためあまり気にせず一番強いと思った動きをするのが一番勝てる。
後攻の場合は「山の巨人」を3ターン目に置くことも勝ち筋になる。相手が1ターン目から完璧なマナカーブでミニオンを出してこない以上この動きはかなり強力。相手の盤面をAOEで除去しながら巨人ビートで殴り倒せることもある。もちろん先攻時の勝ち筋で後攻時勝つこともある。
秘策や打点など、相手の手札をかなり気にしながら戦うマッチアップだが、気にしすぎると勝ち筋自体を失ってしまう場合もある。自分は迷ったら「持ってないやろ」って自分に言い聞かせながらよくフェイスに行っていました。
マリガン
・「冒涜」
・「地獄の炎」
・「2マナ軍」
・「酸性沼ウーズ」
・上のどれかがあれば「トワイライトドレイク」
相性
・奇数 - 有利
イージーマッチ。AOE、挑発、回復、殴り合い、勝ち筋いっぱい。負け筋は序盤からライフを削られて回復と盤面の整理ができる前にバーストダメージでやられてしまうことなので自身のライフ管理には気をつけよう。
AOEは「レベルアップ」「菌術師」が来る5ターン目の前まで可能ならば我慢したい。相手の5ターン目を綺麗に潰せるとほぼ負けない。もちろん「力の祝福」のバフなどで序盤に切らないといけない場合もあるのであくまでも目安。まあ「冒涜」が最強。
プリースト
マリガン
・「山の巨人」
・「トワイライトドレイク」
・「スペルブレイカー」
相性
・コントロール - 5分 ・ビッグ、OTK、メックトゥーン - 不利
なんか最近変なプリーストのデッキが増えすぎて対プリーストの時だけメタがよくわからない。どのデッキであっても戦いたくないのが本音だが、どのデッキ相手でも戦い方は割と似ている。
序盤にできるだけフェイスを削りたい。それ故「山の巨人」と「トワイライトドレイク」を割とハードマリガン気味。ただ「スペルブレイカー」は割とどのマッチでもそこそこの活躍を見せてくれるため手札にあって嫌ではないカード。
7ターン目に近づくとヒロパをできるだけして手札の枚数を確保するようにしよう。「心霊絶叫」でミニオンを除去してきた後にすぐにもう一回プレッシャーをかけれるようにしたい。
たまにすごいバーストダメージが飛んできたり、メックトゥーンで倒されたりしますがこちらとしてはあまりケアのしようがない場合が多いです。相手のコンボが成立する前に倒すのが一番だと自分は思うので迷ったらフェイスに行きましょう。
ローグ
マリガン
対クエストローグ
・先攻時「山の巨人」
・「山の巨人」があれば「冒涜」「苔むしたモノノケ」「スペルブレイカー」
対奇数ローグ
・「2マナ軍」
・「サンフューリーの護衛」
・「アメジストの小呪文石」
・「2マナ軍」があれば「トワイライトドレイク」
相性
・奇数、クエスト - 不利
マッチアップによってマリガンが全く違う。ただマリガンを当てにいかないと勝つのはかなり厳しいのがローグ。自分はマリガン時、相手が一番左のカードを触ったら奇数読み、触らなかったらクエスト読みで月末戦っていました。
クエストだった場合は早めに殴り殺すのが一番。凍結された「山の巨人」は「スペルブレイカー」で解凍してフェイス。「冒涜」、「地獄の炎」で相手の挑発をどかしてフェイス。「退散」は気にしすぎると勝てないため基本気にせずミニオンはポンポン出して良い。6ターン目の「退散」だけだったら「山の巨人」「トワイライトドレイク」をもう一回出してまた殴れるため大して強くない。
クエスト達成後は相手のミニオンの攻撃は4の倍数しかないことを頭に入れておこう。4/9や4/10に育った「トワイライトドレイク」に「サンフューリーの護衛」をつけるとミニオンを3体ぶつけてくれるため強力。その裏に「山の巨人」などを置くと相手のミニオンが「山の巨人」にたどり着けずにフェイスに行けることもある。
奇数相手の場合はテンポメイジと似た戦い方をする。特に先行の場合は、2ターン目と3ターン目にミニオンを出すのが絶対条件といっても良い。「サンフューリーの護衛」の素出しでもオッケーなのでとにかくミニオンを出し続けて盤面の取り合いをして、「アメジストの小呪文石」で相手のミニオンを倒す。もちろん後攻時は3ターン目「山の巨人」プランも視野。「ヴァイルスパインスレイヤー」が来る前に出す高ヘルスミニオンは強力。
可能なら5ターン目の「菌術師」ケアをしたい。AOEで盤面の一掃や高ヘルスミニオンをあらかじめ出しておいて、次のターンで「サンフューリーの護衛」などで蓋をする動きが可能なら積極的に狙っていきたい。
シャーマン
マリガン
・「山の巨人」
・「トワイライトドレイク」
・「山の巨人」か「トワイライトドレイク」がある場合「苔むしたモノノケ」
・「地獄の炎」
相性
・シャダウォック - 微有利 ・偶数 - 有利
シャダウォック相手には常にプレッシャーを与え続ければ相手の除去が切れてビートダウンが可能になる。隙あらばヒロパをして常にリソースを切らさないようにしてプレッシャーを確保しよう。
逆にシャダ側は除去が足りないためミニオンである程度の除去をしないといけない。それをさせないために「地獄の炎」や「苔むしたモノノケ」で相手のミニオンを丁寧に除去していけば相手のジリ貧を誘うことができる。当然「マナの潮のトーテム」も優先除去対象。
除去が切れる前にパーツを集められて「シャダウォック」に繋げられてしまうこともあるが、「シャダウォック」が失敗する可能性もある。諦めず見守るとたまに勝てる。
偶数相手は奇数パラディン同様、AOEを適切なターンで打てば問題ないマッチアップ。「躯の狩り手」をバフされるととんでもないダメージを食らってしまうこともあるので最優先に除去しよう。
マリガン
・「山の巨人」
・「トワイライトドレイク」
・「地獄の炎」
・「2マナ軍」
偶数だとわかっていたら
・「地獄の炎」は返す
・「山の巨人」がない限り「2マナ軍」は返す
ズーだとわかっていたら
・「冒涜」
・「山の巨人」は返す
・「地獄の炎」「2マナ軍」「冒涜」のどれもなかったら「トワイライトドレイク」は返す
相性
・ズー - 有利 ・ミラー - 5分
ローグ同様アグロとそうじゃないタイプのデッキが存在するが、こっちは相手のマリガンを見てもタイプがわからない。自分がやってたマリガンは上記の通りです。ズー寄りのマリガンをして、ミラーだった場合でも何回かできるヒロパのうちに必要なカードを引くイメージです。
対ズーは他のアグロ同様序盤のダメージを防げると楽になる。「地獄の炎」はほとんどの盤面を返せるキーカード。これも他のアグロ同様「菌術師」の前のターンに使うと効果的。逆に「冒涜」は発動条件が少し難しい。あまり強くない盤面でも効果的に使える状況だったら切って良い。
ズーのバーストは「魂の炎」「ドゥームガード」(「リロイジェンキンズ」)あたり。ヘルスは10ぐらいあればバーストで死ぬことは少ない。回復より挑発などで盤面形成をまずして、盤面を取った後に回復を行うのがベスト。
ミラーは少し難しいが、盤面を取ることが一番大事。「キノコ酒造師」などはミニオン回復に使いテンポを意識するのが強い。「冒涜」でビッグプレイができることはほとんどないため1点として使うのが有効。
必ずではないが「鉤手のリーヴァー」を警戒してフェイスダメージを入れないのは間違い。フェイスに行く余裕があるということは盤面を取りきれているということ。その状況で相手の4/7/7挑発は実は全然強くない。「スペルブレイカー」などで挑発を突破されるとリーサルのリスクを相手に追わせられるため、行けるときはガンガンフェイスを詰めよう。「鉤手のリーヴァー」を持ってない場合もある。
また、このマッチアップがファティーグに行くことは少ないためヒロパはできるだけした方が良い。上記にも書いている通り、どちらが盤面のテンポをとった場合ファティーグまで行かずにそのまま試合が終了することが多い。盤面に出遅れたときは挑発やAOEで防ぐしかないためそのためのカードを引きに行く方が良い。
試合を決めるほどではないが、やはり後攻3ターン目「山の巨人」は最強。ミラーが多いと感じたら「黒騎士」や「生贄の契約」を一枚刺すだけで勝率は跳ね上がると思います。
ウォリアー
マリガン
・「山の巨人」
・「トワイライトドレイク」
・「酸性沼ウーズ」
・「待ち伏せのガイスト」
相性
奇数 - 有利???
HSReplayによるとこのマッチアップは微不利だが、なぜか自分は大幅に勝ち越した。
キーカードは「待ち伏せのガイスト」。もしかしたら他のカードを全て返してガイストのみを引きに行くマリガンでもいいかもしれない。今だにどっちが良いか自分で結論が出ていないのが正直なところ。
「待ち伏せのガイスト」が引けている場合のプレイングが非常に簡単。ガイストを出すまでは「山の巨人」をはじめとする高バリューカードを温存してシールドスラムで除去されるのを防ぐ。あとは相手のAOEと「スーパーコライダー」を警戒しながらミニオンで常にプレッシャーをかけ続けてビートダウンをする。
「アザリナソウルシーフ」だけは要注意カード。せっかくガイストで除去を飛ばしても自分の手札の除去を補充されてしまうとめんどくさい。ケアをするのも難しいが、余裕があるときは取られたくないカードを使い切るかアザリナが出せないプレッシャーをかけるなど、頭の隅には置いておくと良い。
ファティーグプランは1回か2回しか勝ったことがないため少し厳しい印象。ヒロパをしないと相手に先手を取られて対応しきれない状況になりやすい。ヒロパをしてガイストとプレッシャーミニオンを引きに行く方が勝率は高いと思う。
なんかよくわかんないけど、大型ミニオンで殴らせてくれるから爽快感のあるマッチアップなのは間違いない。自分がガイストめっちゃ引いたからなのか、プレイングの差なのか、実は有利なのか、謎ではあるが特に嫌なマッチではない(はず)。
おまけ(DKについて)
キューブロックやコントロールウォーロックを使ったことがある方からすると、このデッキのDKはかなり物足りなく感じと思います。実際2/4が一つだけ復活、みたいなのはザラです。ただやっぱりヒロパを変えることには大きな意味があります。このデッキは大型ミニオンが多いので、DK本体のバリューがなくても、その大型ミニオンと共に相手のライフを削るのにやっぱりDKのヒロパは優秀です。あまりバリューを気にせず、ヒロパを変えるために10マナ払う、ぐらいの考え方でDKになると良いと思います。
もうちょいおまけ書きたかったけど何も思いつかないから終わりです。